Crush その4

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next 100 years からはじまる3曲は
個人的にはCrushのアルバムの中でもっとも好きな展開だ

さてアルバム全体では5曲目
next 100 years
いかにもミレニアム感のあるタイトルのこの曲
日本の超アイドル集合体のためにもともと提供されたらしいのだが
実のところ日本語版を聞いたことがない
だからどんな歌にばけているのか想像もつかない

この曲は One Wild Night Tour のときは
ある意味メインテーマ的な曲で
ライブでもう一度聴いてみたい曲#1にあげられる
なんか宇宙船みたいな映像だったような...

イントロはキーボード&ドラムスでゆるりとはいる
そこへギターがからまり
いかにもパワーバラードな感じなのだが
歌詞がなんか禅問答っぽくないか
もともと日本向けに提供した曲だからな
訳すのはようできんのでそのまま掲載すると

time ain't nothing but time
it's a verse with no rhyme
man, it all comes down to you
change ain't nothing but change
just the faces and the names
you know we're gonna make it through
でもそれは最初だけで
あとはこれたぶん恋人への応援歌風の
ごくありきたりなパワーバラードそのもの
それにまったりとかぶさるストリングス
Richieのギターソロもまったりと美しい
歌もそこそこにまとまっていて
うん そろそろ終わり
そこそこよくできたバラードでした
と思った瞬間 なんというのかなー
晴れた9月の空に急に雲がわいてきたかのような
妙なコーラスとギターソロとオーケストラ音とが
ずずず っとやってきて
ちょっとずれた終わり方だなーと思っていると
なんか1967ころのビートルズみたいな微妙な転調と
黙示録を連想させるようなサイケデリックなトランペット音
コーラスもなんか Helter Skelter と Lovely Ritaを混ぜたような
A Day In The Life 風なちょっと世紀末サウンドにどんどん化けていく
元のまったりとしたバラードはどこへ行ってしまったのー
なんてことを忘れさすくらいのゆっくり変化していく 
しかしなんかにげられないような展開
とそこへ
いきなり道に放たれた ねずみ花火のように響くギター音が
その瞬間Ticoがドラムを急加速し 
そしてはじまる第二のギターソロ
ちょっと加速の仕方がDry Countyを連想させんのだが
技術論いんついては細かくかけないけど
いかにもRichie風にはじまったギターソロが走る走る
走る間に着ていたもの脱いで T-shirts脱いで パンツ脱いで
そこらへんで拾った布まといながらまた捨てて
帽子だけかぶって全裸になって 
芝生の上を走っていくような
これでもかこれでもかと変化していく
なんじゃこの疾走感わ??
これが延々と続く中でオーケストラとの妙なからみあい
せめぎあい 
そうだ これわバトルだな 弦楽器バトル
張りつめた弦で指先を何回も赤い血でで染めたものにしか理解できん
究極の斬りあい 
いや それだけでは終わらんのだこれが
またしても登場する
黙示録風の暗い夜空に鳴り響くトランペット
それでも ギターはまだ止まらない
いったいいつまで演奏するのか~
気分は初秋の夕方 なぜか立ち上る積乱雲
にわか雨 それも大雨 そして稲妻 雷鳴  雹 あられ
真っ黒な空 乱れる風 吹き飛ぶ洗濯物 おパンツ ブラジャー
あふれる川 高まる波 流れる石油缶 削られる堤防
なんか世紀末 暴風雨 黒いものの疾走 
救いはどこ?? どこに救いがあるの??
なんなのこの不安は どうなってんの でもなんで
聴いててこんなに嬉しいの??

急に嵐がやんだ

日が差してきた
そして また禅問答みたいな歌が
聞こえてきて 雨はやみ風がさわやか
つくつくほーしの声がすずむしにとって代わられるような
夕暮れのちょっとだけ涼しくなった風
きこえてくるのは祇園精舎の鐘のような音
静かなエンディング

感動的だ
しばし余韻にひたれる
ていうかなんだこの自己耽溺いっぱいの文章わ??

ここまで書いておきながらいまさらな気もするが
はっきりいって無理
この曲の展開を文章で再現するのは
今の私には不可能
というわけで賢いみなさんはCrushのアルバムとりだして
も一回聴いてみましょう

ちなみに私はこの曲のエアギターまねが好き

さて鐘楼の ぼーーーん という残響にひたって
しばし瞑想していると
それはそれですごく気持ちがいいものだが
しかしまもなく
Ticoのドラムが俺たちを目覚めさしてくれる 
曲は Just Older

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